【山口県観光】6月・7月におすすめの風物詩&花景色。角島大橋や元乃隅神社と一緒に巡ろう
- 2025.05.01
- 自然・風景
- 歴史・文化

防府天満宮 七夕まつり
6月・7月に、角島大橋や元乃隅神社など山口県を観光するのなら、ぜひ見てほしい風物詩や花景色を紹介します。
6月からは梅雨に入り、雨の日が多くなりますが、観光タクシーを利用すれば、悪天候でも安心。訪ねたい場所へスムーズに移動できます。また、その日の天候などに合わせてスケジュールを変更することも可能です。
観光タクシーについては記事の最後で触れていますので、こちらもお読みくださいね。
初夏の風物詩、ホタル観賞を体験しよう
山口県では様々な場所でホタルが見られますが、その多くはゲンジボタルです。体長は15~20mmほどで、強い光を放ちます。
ホタルが見られる条件は、湿度が高く、気温は20℃以上。風のない曇りの日がよく、雨上がりは好条件です。天候によっては見られないこともあります。
ホタルは強い光を嫌うため、観賞時にはフラッシュ撮影をやめて、懐中電灯は足元を照らすように注意しましょう。
温泉街を散策しながらホタル観賞、長門湯本温泉(長門市)
元乃隅神社からアクセスのいい長門湯本温泉。この温泉街の中心に流れる音信川(おとずれがわ)はゲンジボタルの生息地で、ホタルの天然記念物指定地です。
音信川周辺は整備されており、夜間ライトアップが人気ですが、ホタルが見られる5月下旬~6月中旬は照度を落とし、ホタルの光を楽しみやすい演出が行われます。
なお、長門湯本温泉から車で約10分のJR渋木駅周辺の深川(ふかわ)川でもホタルを見ることができます。
◎長門市ホタル観賞スポット紹介
街中で気軽にホタルが見られる、一の坂川(山口市)
西の京と呼ばれる山口市の中心部を流れる、一の坂川でもゲンジボタルが見られます。ホタルの見頃の1週間を「ほたる観賞Week!」(2025年は5月31日~6月6日)としてほたる祭りが開催されます。
一の坂川周辺は、古民家を改装した趣あるお店が点在するエリアで、ホタルを待ちながら街歩きを楽しめます。
ホタル舟も人気のホタルの里、豊田町(下関市)
ゲンジボタルの生息地、下関市豊田町はホタルの里として知られています。
ホタルの見頃の6月にはホタル舟が運航され、木屋川を下りながら幻想的な光景を見ることができます。例年の見頃は6月中旬・下旬です。
◎参考:下関観光ガイドブック「ホタル舟運行」
2025年のホタル舟運行に関しては下記サイトをご覧ください。
https://blog.toyotacho.com/2025hotaru/
道の駅 蛍街道西ノ市では、ホタル舟の予約受け付けを行い、6月にはホタルの鑑賞スポットの案内所が開設されます。
また、木屋川近くの「一の俣温泉観光ホテル」はホタル舟乗船券付き宿泊プランを販売。詳細は一の俣温泉観光ホテルサイト「ホタル観賞」へ。
6月に見頃を迎えるアジサイの名所
アジサイは日本原産の植物。ポピュラーなホンアジサイをはじめ、中央の小さな花をガクが花弁状になった装飾花が囲むガクアジサイ、ホンアジサイがヨーロッパで品種改良されて逆輸入された西洋アジサイ、日本自生で華奢なヤマアジサイ、ピラミッド型のカワシバアジサイ、ノリウツギなど多様な品種があります。
海の眺めも楽しめる、向徳寺(長門市)
元乃隅神社から車で20分ほどの場所にある曹洞宗の寺院、向徳寺には、西洋アジサイやヤマアジサイなど約3000株が植えられています。
油谷湾を望める山腹にあり、海が眺められるアジサイの名所です。5月下旬から開花し、例年の見頃は6月中旬です。
◎公式サイト https://nanavi.jp/sightseeing/koutokuji/
古刹とアジサイの美しい共演、東大寺別院 阿弥陀寺(防府市)
鎌倉時代初期、焼失した奈良東大寺復興の責任者である大勧進職の重源上人により、周防別所として建立された東大寺別院 阿弥陀寺。広い境内には約80種、4000株ほどのアジサイが咲き誇り、西のアジサイ寺と呼ばれています。例年の見頃は6月上旬~7月上旬。
◎開花状況:防府市観光情報ポータルサイト「ほうふのアジサイがみられるスポット」
珍しいアジサイも観賞できる、江汐公園(山陽小野田市)
山口宇部空港から車で30分ほどの江汐(えじお)公園。江汐湖を中心にした緑豊かな園内では、四季折々の花が楽しめます。あじさい園には約34種、約4000株が植えられ、珍しい品種も見ることができます。例年の見頃は6月中旬~下旬。
◎公式HP https://www.city.sanyo-onoda.lg.jp/soshiki/26/ejio.html
◎開花状況: 山陽小野田市サイト「花だより-開花状況等」
7月頃から楽しめるハマユウの名所
ハマユウは、海岸の砂地に育つヒガンバナ科の常緑多年草。まっすぐ伸びた茎の先端に、白く細長い花を咲かせます。日没頃から開花を始めるため、夕方から香りが強くなります。いにしえより親しまれた植物で、万葉集にも詠まれています。
潮風にそよぐ白い花が涼しげ、角島・夢崎波の公園(下関市)
角島灯台公園に隣接した夢崎波(ゆめさきなみ)の公園にはハマユウの群生地があります。
例年の見頃は7月中旬から8月上旬で、紺碧の海を背景に、たくさんのハマユウが咲き競う光景が見られます。この時期に角島大橋を訪れた際は、角島に渡って立ち寄ってみてください。
透き通った海と美しい白砂も魅力、二位ノ浜ハマユウ群落(長門市)
元乃隅神社から車で20分ほどの場所にある二位ノ浜は、日本海側のハマユウの自生北限地です。例年の見頃は7~8月で、白砂の美しい海岸に咲く、ハマユウの白い花が見られます。
◎公式HP https://nanavi.jp/sightseeing/hamayuugunraku/
情緒ある風景に出会える、7月の風物詩
幻想的な雰囲気も印象的、防府天満宮の七夕まつり(防府市)
日本三大天神のひとつ、防府天満宮では毎年7月1日~7日に七夕まつりが行われ、願い事を書いた短冊を笹竹に奉納できます。
拝殿や境内は傘玉アートに光を灯す「光の斎庭(ゆにわ)」が設けられ、夜間は幻想的な雰囲気に包まれます。期間中は様々なイベントが開催されます。
◎公式HP https://www.hofutenmangu.com/
清らかな響きで災禍を払う、琴崎八幡宮の風鈴まつり(宇部市)
山口宇部空港から車で20分ほどの場所にある琴崎八幡宮は、毎年7月中旬~9月初旬(2025年7月19日~9月7日)に風鈴まつりを開催。
風鈴の清らかな響きは災禍を払う力があるとされ、約3000個の風鈴が飾られます。短冊に願い事を書いた風鈴を掛けたり、風鈴を買い求めたりもできます。
◎公式HP https://kotozaki.com/
室町時代から約600年続く山口祇園祭(山口市)

八坂神社
室町時代、京を模して町づくりを行った大内弘世により、京都の祇園社(現在の八坂神社)から勧請して創建された八坂神社。その後、京都の祇園祭をならい、山口祇園祭が始まったと言われています。
約600年続く山口祇園祭は毎年7月20日~27日に開催。初日は八坂神社で「鷺の舞」が奉納され、祇園囃子や神輿が御旅所まで巡幸。24日は市民総踊り、最終日は御還幸が行われます。
◎公式HP https://8saka.com/gionmatsuri
雨の日も安心。観光タクシーで快適な旅行を
6月・7月におすすめの山口県の風物詩や花景色を紹介しましたが、立ち寄りたい場所があれば、観光プランに加えてくださいね。
なお、山口県は公共交通機関でのアクセスが難しい場所が多く、観光タクシーの利用をおすすめします。この時期の旅行は雨が気になりますが、観光タクシーを使えば行きたい場所を快適に巡ることができます。
山口第一交通グループの観光タクシーなら予約時に、希望の場所、体験したいこと、所要時間などを伝えていただくと、最適なルートを提案いたします。
当日は、地元に精通した乗務員がお供し、「雨なので行き先を変更したい」「景色がいいので降車したい」など様々なリクエストにも柔軟に対応します。
融通が利くため、高齢者の方、車椅子の方、障害をおもちの方、赤ちゃん連れのご家族など、あらゆる方が快適に観光を楽しむことができます。
観光タクシーに関するご相談や「こんなことできるの?」というご質問など、山口第一交通グループに気軽にお問い合わせください。
◎山口県の観光タクシー「山口第一交通グループ」