山口県観光情報

YAMAGUCHI PREFECTURE TOURIST INFORMATION

【山口県観光】芸術&読書の秋におすすめ。作家 宇野千代ゆかりの地、現代彫刻のまちなどを紹介

宇野千代生家(部屋からの眺め)

秋に山口県を旅行するのなら、芸術&読書の秋にちなんだ場所をプランに加えませんか? 2026年秋に始まるNHK連続テレビ小説『ブラッサム』のモデル、宇野千代ゆかりの地や現代彫刻のまちなど、おすすめのスポットを紹介します。

行きたい場所を選んで自由に旅行したい方には、観光タクシーの利用がおすすめ。地元ドライバーに任せて、初めての土地も効率よく巡ることができます。観光タクシーについては記事の最後で触れていますので、こちらもお読みくださいね。

2026年後期の朝ドラのモデル、宇野千代ゆかりの地(岩国市)

宇野千代は1897年(明治30年)岩国市生まれ。1996年(平成8年)に98歳で亡くなるまで、作家だけでなく、ファッション誌の編集者、着物デザイナー、実業家と、多方面で活躍しました。

4度の結婚と数々の恋愛を経験。事業の浮き沈みなど波乱万丈の人生を送りながら、書くことを続け、60歳のとき『おはん』で野間文芸賞を受賞。85歳で出版した自伝的小説『生きて行く私』は100万部を超えるベストセラーに。女性の生き方、恋愛、幸福などに関して多くの言葉を残しており、前向きな彼女のメッセージは、今も多くの人を勇気づけています。

2026年度後期のNHK連続テレビ小説『ブラッサム』は、宇野千代をモデルにしたドラマです。

庭園も美しい、宇野千代生家

明治期の木造平屋建ての家屋で、老朽化が進んでいたところを1974年(昭和49年)に宇野千代自身が修復しました。愛用の鏡台や文机など様々な調度品を見ることができます。

広い庭には多くのモミジが植えられ、新緑、紅葉と四季折々に美しい景色が楽しめます。春には小説『薄墨の桜』のモデルになった薄墨桜が庭を彩ります。
◎公式HP https://www.unochiyoseika.jp/

宇野千代も自慢した名勝・錦帯橋

出身地を聞かれると「岩国です、あの錦帯橋の」と答えるなど、宇野千代が自慢に思っていた名勝・錦帯橋。宇野千代生家から歩いて20分ほどの場所にあります。錦川の穏やかな流れと、5連のアーチ構造の優美な橋の景観は、どの季節に訪れても魅力的な表情を見せてくれます。
錦帯橋周辺には宇野千代の「幸福の言葉」のメッセージボードが16カ所設置されており、散策しながら探してみるのもいいですね。
代表作『おはん』には錦帯橋周辺の地名が多く登場します。その中のひとつ、料亭・旅館「半月庵」は錦帯橋から徒歩3分ほど。昼食での利用も可能です。
◎公式HP https://kintaikyo.iwakuni-city.net/

<こちらもおすすめ。作家ゆかりのスポット>
明治の文豪、国木田独歩旧宅(柳井市)

江戸時代の面影残る白壁の街並みと、金魚ちょうちんで知られる柳井市。明治の文豪、国木田独歩が20歳から数年間過ごした旧宅があり、愛用の机や月琴などを中庭から見学できます。『少年の悲哀』や『置土産』は柳井市を舞台にした作品です。
「国木田独歩旧宅」施設情報

作品200点以上!現代彫刻を体感できるアートのまち、宇部市

JR宇部新川駅前にある作品「そりのあるかたち」

宇部市にはいたるところに現代彫刻があり、まちの景観に溶け込んでいます。これは宇部市が60年以上、野外彫刻の国際コンクール「UBE現代日本彫刻展(旧UBEビエンナーレ)」を開催しているからで、世界各国の応募作品から選ばれた15点の野外彫刻が会場の「ときわ公園 彫刻の丘」に展示され、終了後は大賞作品などが市内に恒久設置されます。1961年に始まり、2024年には「最も長く続いている野外彫刻展」としてギネス世界記録™に認定されました。
「うべ彫刻マップ(PDF版)」では市内約200点の彫刻をエリア別に紹介

空と湖と緑を背景にゆったり彫刻鑑賞、ときわ公園

現代彫刻を鑑賞するのなら、ときわ公園がおすすめ。常盤湖を中心にした広大な総合公園は、約100点の野外彫刻を常設展示。緑あふれる開放感いっぱいの雰囲気の中、ゆったりと作品を鑑賞できます。2026年11月30日(月)までは、第30回UBEビエンナーレの出品作品15点が彫刻の丘に展示されています。
ときわ公園は植物館、動物園、遊園地など多彩な施設があり、年代を問わず楽しめるスポット。車で、新山口駅から約30分、山口宇部空港から約10分と好アクセスです。
◎公式HP https://www.tokiwapark.jp/

<アニメでも注目>
宇部市がエヴァンゲリオンであふれる⁉

世界的人気アニメ「エヴァンゲリオン」で知られる庵野秀明監督は宇部市出身ということから、JR宇部新川駅が映画『シン・エヴァンゲリオン劇場版』に登場し注目を集めました。これをきっかけに2021年からイベント「まちじゅうエヴァンゲリオン」がスタート。期間中はグルメフェアなど多彩な企画が行われます。次回「まちじゅうエヴァンゲリオン第5弾」は2025年11月20日~2026年3月15日に開催。

俳句・映画のパイオニアゆかりのスポット

自由律俳句の種田山頭火がテーマの施設、山頭火ふるさと館(防府市)

「分け入っても分け入っても青い山」など自由律俳句で知られる俳人、種田山頭火(1882~1940年)。情景や感情を自由に表現した句は、今も多くの人から支持されています。出身地の防府市にある「山頭火ふるさと館」は山頭火をテーマにした施設。貴重な資料の展示のほか、様々な企画展を行っています。
◎公式HP https://hofu-santoka.jp/

貴重な映画資料も展示、田中絹代ぶんか館(下関市)

下関市出身の田中絹代(1909~1977年)は日本映画史を代表する大女優。小津安二郎、溝口健二、成瀬巳喜男など名監督に高く評価され、約260本の映画作品に出演。6本の映画作品の監督もしています。田中絹代ぶんか館(下関市立近代先人顕彰館)の2階には田中絹代の調度品などの遺品をはじめ、出演作の台本やポスターなど貴重な映画資料が展示されています。
1924年(大正13年)に旧逓信省下関電信局電話課庁舎として建てられたレトロな建物で、1階には下関市ゆかりの近代以降の文学者の作品などを展示しています。
◎公式HP https://kinuyo-bunka.jp/

自由なプランで旅行するなら、観光タクシーがおすすめ

今回は、山口県の瀬戸内海側にある芸術&読書の秋におすすめのスポットを紹介しました。日本海側については記事『【山口県観光】芸術の秋は人気の詩と絵画が生まれた町へ。角島大橋・元乃隅神社から足をのばして行こう』で紹介しています。観光プランの参考にしてくださいね。

穴場や話題のスポットなどを加えて、自由なプランで山口県観光を楽しみたい方には、山口第一交通グループの観光タクシーをおすすめします。
予約時に、行きたい場所、やってみたいこと、所要時間など希望を伝えていただくと、最適なルートを提案いたします。当日は地元に精通した乗務員がお供し、「名所を多く巡りたい」「景色を見たいので降車したい」など様々なリクエストに柔軟に対応します。
融通が利くため、高齢者の方、車椅子の方、障害をおもちの方、赤ちゃん連れのご家族なども安心して観光を楽しむことができます。

観光タクシーに関するご相談や「こんなことできるの?」というご質問など、山口第一交通グループに気軽にお問い合わせください。
山口県の観光タクシー「山口第一交通グループ」

 

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