山口県観光情報

YAMAGUCHI PREFECTURE TOURIST INFORMATION

芸術の秋、元乃隅神社の観光にも加えたい、山口県の伝統工芸を体験できるスポットを紹介

今回の山口県観光は芸術の秋にちなんで、国の伝統的工芸品でもある、萩市の萩焼と山口市の大内塗に関連したスポットを紹介します。

「城下町 萩」や「西の京 山口」を訪れる際はもちろん、観光タクシーを利用すれば、人気観光地の元乃隅神社や秋吉台からも楽に行けますから、旅のプランにぜひ加えてみてください。

地元ドライバーに任せて初めての土地を効率よく回れる、観光タクシーについては最後に紹介していますので、こちらもお読みくださいね。

萩市と山口市の観光についてまとめた記事『【初めての山口県観光】押さえておきたい歴史文化エリア、「西の京 山口」と「城下町 萩」を紹介』も併せてご覧ください。

旅の前に、萩焼の魅力と歴史を知ろう!

萩焼ってどんなやきもの?

土の風合いを生かした萩焼は、手にすると心やすらぎ、あたたかみを感じるやきものです。
次のような特徴があります。

色のイメージ

大道土や見島土など特有の土が使われ、土の色を生かした肌色や枇杷色、褐色、灰青色などが萩焼の色のイメージです。釉薬により雪のような白が特徴の白萩と呼ばれるものもあります。

貫入 (かんにゅう)

素地と釉薬の熱膨脹率の違いにより、器の表面に細かいひび(貫入)ができます。

切り高台

高台とは器の底面のこと。萩焼は切り込みが入った、切り高台が多く見られます。この理由は、わざと傷ものにして庶民でも使えるようにした、など諸説あります。

萩焼の魅力は、使うほど味わいが増す「萩の七化け」

萩焼の土は粒が粗く、表面に細かな貫入があるため、使うほどにお茶や酒などが染み込んで色合いが変化します。これを“七化け”と呼び、使う人によって完成する器と言われます。

400年以上の歴史をもつ萩焼

江戸時代、萩藩主・毛利輝元が朝鮮の陶工を招いて、御用窯を築いたことが、萩焼の始まりとされています。
茶陶を中心に焼き続け、茶道の世界で茶人が好む茶碗として「一楽、二萩、三唐津」と言われるようになりました。

知って見て作って楽しもう!萩焼関連のスポットを紹介

ショップを巡って、お気に入りに出合おう

萩焼には、伝統的な作品をはじめ、モダンなデザイン、使いやすく工夫した食器など、様々な種類があり、幅広い価格帯です。
購入できる店は至るところにありますから、萩市内を観光しながらあちこちのぞいて、気に入るものを見つけましょう。萩市観光協会公式サイト「萩焼」では、エリア別に窯元やショップが紹介されています。  

陶芸体験で、萩焼にチャレンジ!

土に触れたり、絵付けしたりして、実際に作ってみると、魅力がより深く感じられるでしょう。
陶芸体験は、手びねり、ろくろ、絵付けから選べます。体験できる場所は多いので、観光プランに合わせて決めてもいいですね。萩市観光協会公式サイト「萩焼体験」で紹介されています。

陶芸体験や登り窯見学も。萩陶芸美術館・吉賀大眉記念館

文化功労者で日本芸術院会員でもあった陶芸作家、吉賀大眉(よしかたいび)。萩陶芸美術館・吉賀大眉記念館では、代表作や水彩画を中心に、ゆかりの陶芸家の作品、江戸期の古萩などを展示しています。登り窯が見学でき、萩焼の陶芸体験も行われています。

萩焼の歴史も学べる、山口県立萩美術館・浦上記念館

萩城下町に隣接した、浮世絵・東洋陶磁・陶芸を中心とする山口県立萩美術館・浦上記念館。歌川広重や葛飾北斎らの浮世絵のほか、中国・朝鮮の陶磁器や近現代の陶芸作品を収蔵展示しています。
2010年にオープンした陶芸館では、萩焼などの陶芸作品を展示し、萩焼の歴史も紹介しています。
※設備改修工事のため、令和7年3月31日まで本館は休館しています。(陶芸館は開館)

販売店も併設。古萩の名品も見られる萩焼資料館

萩藩御用窯時代の古萩、江戸初期の作品が多く展示され、萩焼の歴史を知ることができる萩焼資料館。萩城跡(指月公園)入口近くにあります。

「西の京 山口」の華やかな文化を伝える大内塗

山口市の伝統工芸品、大内塗といえば、コロンと丸いフォルムの大内人形を思われる方も多いでしょう。大内人形は大内塗のひとつで、ほかにも盆、花器、椀、箸など様々な種類があります。

室町時代から伝わる大内塗ですが、知られていないことが多いようです。そこで、歴史的背景やその特徴などを簡単に説明し、大内塗の手づくり体験ができるスポットを紹介します。

栄華を誇る大内文化の象徴

室町時代、西国一の守護大名・大内氏の24代当主、弘世(ひろよ)によって、京都にならった町づくりが行われ、華やかな大内文化が花開きます。
このとき京都から職人を呼び寄せ、漆器を作らせたのが始まりと言われ、のちの時代に、大内塗と名付けられました。

大内塗の特徴と魅力

渋みのある朱色の地塗り、大内家の家紋である大内菱の形の金箔、色漆で描かれたハギやススキなど秋の草の優雅な模様が特徴。漆塗りを何度も重ねた丈夫さと、手描きによる繊細なデザインが魅力です。

大内人形は夫婦円満のシンボル

守護大名・大内弘世は京都から迎えた妻をなぐさめるために、京から人形師を呼び、屋敷を人形で飾らせた、という話にちなんで大内人形は作られました。男女一対からなり、夫婦円満のシンボルとして親しまれています。

大内塗の手づくり体験ができるスポット

大内人形に好みの絵付けをしよう 

アクリル絵の具で、顔や髪、体などを絵付けして、好みの大内人形に仕上げます。殿または姫だけでも、セットでもOK。5分ほどで乾くので、持ち帰ることができます。
◎詳細・予約は、長州苑サイト「山口の伝統工芸体験」ページへ。 

大内塗の技法を生かしたアクセサリーづくり

好みの色や形の木製パーツを選び、金箔を貼って、金具を付け、イヤリングやピアスとして完成させます。その日に持ち帰れます。
◎詳細・予約は、中村民芸社サイト「体験メニュー〈アクセサリー〉」ページへ。

本格的な漆塗りができる、大内塗の箸作り

漆を塗り、大内家の家紋に見立てた菱型の金箔を貼るなどして、オリジナルの箸を作ります。本格的漆塗り仕上げのため、3週間ほど乾かした後に送られてきます。(体験は平日のみ)
◎詳細は、中村民芸社サイト「本格的うるし塗り仕上げ 大内塗箸づくり」ページへ。
◎予約は、山口ふるさと伝承総合センターサイト「大内塗体験」ページへ。

観光タクシーなら、山口県を自由なプランで楽しめます

萩市の萩焼と山口市の大内塗に関連したスポットを紹介しましたが、いかがでしたか。気になる場所があれば、ぜひ観光プランに加えてみてくださいね。

お決まりのツアーではなく、自由に観光したい方には、行きたい場所を訪ねることができる、観光タクシーがおすすめです。地元ドライバーに任せられ、知らない土地も不安なく効率よく移動できます。

山口第一交通グループの観光タクシーは、地元の乗務員がお供します。ご希望のルートをめぐりながら、「風景を見たいので降車したい」「この店にもう少し居たい」など様々な要望に柔軟に対応します。車に荷物を置いて手ぶらで快適、自由な観光をお楽しみいただけます。

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