夏の山口県観光の一番のおすすめは、角島大橋（つのしまおおはし）から元乃隅神社（もとのすみじんじゃ）へのシーサイドドライブ。この2カ所をつなぐ道は、日本海の海岸沿いの景色が眺められるルートで、爽快なドライブが楽しめます。今回は、角島大橋と元乃隅神社をメインに周辺スポットも加え、1日でドライブ観光できるプランを紹介します。

なお、スムーズなドライブなら1日で観光できますが、知らない土地の運転で道に迷えば、1日で回れないかもしれません。安心して観光を楽しむために、タクシーの利用をおすすめします。観光タクシーについては最後に紹介していますので、こちらもぜひお読みくださいね。

夏は美しさがさらに際立つ、角島大橋

本州と角島を結ぶ全長1780mの角島大橋。青い海の上にのびる橋の姿は、CMやドラマ、映画などで注目され、「一生に一度は訪れたい絶景」のひとつに数えられる人気のスポットです。

角島大橋の景色、３通りの楽しみ方

角島大橋の景色の楽しみ方は3通りあります。
まずは王道、本州側からの景色を楽しみます。角島展望台や海士ヶ瀬（あまがせ）公園などの周辺を歩きながら、気に入った撮影スポットを見つけましょう。

次は、車で角島大橋を渡るとき。眼下にコバルトブルーの海が広がるドライブは爽快。タクシーを利用しているのなら走行中に動画撮影もいいですね。

3つ目は角島側からの景色。橋を渡るとすぐに瀬崎陽（せさきあかり）の公園があり、ここの展望台からの眺めを楽しめます。

ちょっと立ち寄りたい道の駅、北浦街道 豊北（きたうらかいどう　ほうほく）

角島大橋から車で10分ほどの、国道191号線沿いにある道の駅、北浦街道 豊北。丘の上にあり、北長門海岸国定公園の海岸線や角島などの眺めも魅力。地元の新鮮な魚介や野菜・果物が並び、レストランでは魚介料理が堪能できます。
世界最大旅行サイトTripAdvisorⓇ日本法人「トリップアドバイザー」の道の駅ランキングで2016年、2018年に全国1位に選ばれています。　　

どこに行っても美しい海景色、角島

角島は周囲約17㎞の小さな島。美しい海の色と白い砂浜は、まるで南国リゾートのよう。海の景色を楽しみながら開放感いっぱいのドライブができます。

島の西端に立つ御影石造りの塔、角島灯台

“灯台の父”と言われる英国人技師R.H.ブラントンが設計。明治9年（1876年）に初点灯し、今も現役です。灯塔は総御影石造り。螺旋階段で展望台にのぼれば日本海を見渡せます。周辺は角島灯台公園として整備されています。

夏はハマユウが見ごろ、夢崎波（ゆめさきなみ）の公園

灯台公園に隣接。波をテーマにした園内は、ハマユウやダルマギクなどが植えられており、1年を通して花が楽しめます。夏にはハマユウがヒガンバナに似た白い花を咲かせます。

日本海と朱の鳥居のコントラストが印象的な元乃隅神社

海岸から鳥居123基が連なる景色が美しい元乃隅神社。海風に吹かれながら、心ゆくまで写真撮影が楽しめます。　

参拝は、海側にある参道の入口、正面の鳥居から参道をのぼって拝殿へ。
大鳥居の上部に設置された、約5mの高さにある「日本一入れづらい賽銭箱」にも挑戦してみましょう。

元乃隅神社は、白狐のお告げにより地域の網元が昭和30年（1955年）に建立。ご利益は商売繁盛、大漁・海上安全をはじめ、良縁、子宝、開運厄除、福徳円満、交通安全、学業成就などです。

近くの岩場で見られる、龍宮の潮吹（りゅうぐうのしおふき）

正面の鳥居近くの岩場では、海水が噴き上がる現象が見られます。波が岩礁の穴に流入し、海水が高く噴き上がるもので、冬の季節風などで海が荒れるときほど高く上がります。

元乃隅神社近くのおすすめスポット

日本海を一望できる大草原、千畳敷（せんじょうじき）

標高333mの高台にある大草原、千畳敷。日本海と島々からなる大パノラマを見渡せます。一角にはハマユウ、ツツジ、ツバキなどが植えられ、四季折々に花が彩りを添えます。常に風が吹き抜けており、風力発電用の風車が設置されています。　　　

夏の夕暮れや日没後が特に美しい、東後畑棚田（ひがしうしろばたたなだ）

海岸との距離が近く、棚田と海を一緒に眺められる東後畑棚田。「日本の棚田百選」に選ばれています。5～8月頃に見られる、夕日が水田を染める夕景や、日没後に棚田の向こうにイカ釣り漁船の漁火が輝く光景は、幻想的な美しさです。　　　　　　　

宿泊なら、散策やライトアップも魅力の長門湯本温泉へ

今回の観光コースの宿泊先は、元乃隅神社からアクセスのいい長門湯本温泉がおすすめ。泉質はアルカリ性単純温泉で、化粧水成分に近く“美肌の湯”と言われます。

温泉街の中心を流れる音信川（おとずれがわ）周辺は整備され、カフェや足湯、川テラス、飛び石などがあり、のんびりと散策が楽しめます。夜にはライトアップされ、橋や竹林の階段が浮かび上がる景色は、思わず写真撮影したくなる美しさです。

角島大橋から元乃隅神社へ、観光タクシーで快適＆安心ドライブ

今回紹介したスポットをつなぐメインの道路は国道191号線。北長門海岸国定公園の景色が楽しめる快適な道路です。しかし、このような道ばかりではなく、元乃隅神社周辺は一方通行だったり、避けた方がいい道があったりと、注意すべきルートもあります。
スムーズな旅行を望まれるなら、地元ドライバーに任せられる観光タクシーをおすすめします。

山口第一交通グループの観光タクシーは、地元の乗務員がお供します。ご希望のルートをめぐりながら、「名所を多く回りたい」、「風景が気に入ったので降車したい」など様々な要望に柔軟に対応します。車に荷物を置いて手ぶらで快適、自由な観光をお楽しみいただけます。

今回ご紹介した名所の観光に関しては、下記の観光モデルコースで料金などをご参照ください。
人気観光スポットコース（角島大橋→ランチ→元乃隅神社→長門湯本温泉）

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