山口県観光情報

YAMAGUCHI PREFECTURE TOURIST INFORMATION

【山口県観光・夏の家族旅行】城下町・萩でスペシャルな歴史旅のススメ。夏休みの自由研究にも

小中学生のお子様と思い出深い旅をしたいと思われるなら、歴史旅はいかがでしょう。名所旧跡をただめぐるのではなく、興味のあるテーマにそって様々なスポットを訪れる、オリジナルな旅なら特別感いっぱい。歴史好きでなくても楽しめます。

そんな歴史旅には、古い町並みが残る、城下町・萩がぴったり。今回は萩市をモデルに、スペシャルな歴史旅にするヒントを紹介します。夏休みの自由研究のテーマにもおすすめです。

旅行前の準備が大切。感動が大きく変わります

旅行の前に、旅先の歴史について少し調べておきましょう。知ったうえで見ると、何気ない通りや石碑が特別なものに思え、旅の感動が変わります。

ガイドブックなどで情報を調べるのもいいのですが、物語として触れるとより面白く感じられるでしょう。例えば、萩に関わりのある幕末の志士が登場する、小説や漫画を読んだり、映画やドラマを見たりして、気になる人物や事柄をピックアップ。関連するスポットを旅のプランに盛り込むと、オリジナルな旅になります。

お子様と一緒に準備を楽しめば、行く前からワクワク。旅行の記憶がより鮮やかに残るでしょう。

城下町・萩の歴史旅におすすめのテーマ

どのような歴史旅のテーマが考えられるのか、例をあげてみます。広範囲にとらえていますので、1人の人物、ひとつの事柄など、絞り込んだテーマにしてもいいでしょう。

古地図を見ながら、萩城下町を歩く旅

萩市は、1604年に毛利輝元が萩城を築いて以降、260年余り城下町として栄えました。天災や戦災を免れたため、江戸期の町割りや建造物が多く残っており、古地図で今と昔を見比べながら、時間を超えた散策が楽しめます。

<古地図を入手するには>
萩の歴史・文化発信拠点、萩博物館で地図を配布しています。萩まちじゅう博物館サイト「堀内マップ(古地図を片手に萩を歩こう)」ではPDFファイルをダウンロードできます。

山口県観光サイト「古地図を片手にまちを歩こう/デジタル古地図」では県内のデジタル古地図を掲載。萩城下町などの古地図もあり、スマホを利用して古地図を使った散策ができます。

萩城下町には、次のような人気スポットがあります。

江戸初期の豪商の屋敷、菊屋家住宅

藩の御用商人、菊屋家の邸宅。藩の賓客をもてなす役目も担っていました。約400年前、江戸初期の建築で、現存する大型町家として最古の部類。主屋など5棟が重要文化財に指定されています。

敵を迷わせる道、堀内鍵曲(ほりうちかいまがり)

上級武士が住んでいた堀内地区にある、敵の侵入を阻むための城下町特有の街路。左右の高い土塀で囲み、道を直角に折れ曲げることで、行き止まりのように見せ、敵を迷わせる効果があります。

優秀な人材を輩出した、旧藩校明倫館

藩は教育に力を注ぎ、多くの優れた人材を育成。その中枢が藩校明倫館です。藩校跡には旧明倫小学校の木造校舎を活用した、萩の歴史などを紹介する施設、萩・明倫学舎があります。周辺には、藩校の遺構である剣槍術場の有備館や、水泳や水中騎馬を練習した水練池などがあり見学できます。

幕末の志士を訪ねる旅

幕末の志士を多く輩出した萩。気になる人物について調べ、関連するスポットを訪ねてはいかがでしょう。違う視点から時代を見ることで、歴史をより深く知ることができます。
旅の参考として、幕末の志士と関連スポットを紹介します。

明治の礎となる人材を育成。吉田松陰

関連スポット:松陰神社(宝物殿、歴史館、旧宅、松下村塾)、吉田松陰誕生地・墓所など

吉田松陰が主宰した私塾・松下村塾。優れた人材が育ち、明治維新をけん引しました。

奇兵隊を組織し長州征伐で活躍。高杉晋作

関連スポット:高杉晋作誕生地、高杉晋作立志像(晋作広場)、萩博物館・高杉晋作資料室など

城下町、菊屋横町にある高杉晋作誕生地。晋作の写真や書物などが展示されています。

政府官僚として近代国家に貢献。木戸孝允

関連スポット:木戸孝允旧宅、松下村塾、明倫学舎、恵美須ヶ鼻造船所跡など

木造瓦葺2階建ての木戸孝允旧宅。中に入り、貴重な資料を見ることができます。

初代首相として立憲政治を確立。伊藤博文

関連スポット:伊藤博文旧宅、伊藤博文別邸、松下村塾など

14歳から13年間過ごした伊藤博文旧宅。東京から移築した別邸が隣接。

産業近代化の挑戦の足跡、萩の世界遺産を訪ねる旅

従来の萩のイメージと違う、明治の産業近代化を旅のテーマにしてはいかがでしょう。
幕末から明治時代への転換期、産業は急速に近代化しました。それを物語るのが世界遺産「明治日本の産業革命遺産」(8県11市、23構成資産)です。
萩市は最初期の遺産群として、萩城下町や松下村塾のほか、次に紹介する3つの構成資産があります。産業近代化のための試行錯誤を見ることができます。

大砲鋳造のための試作炉、萩反射炉

1856年に試作的に築いた反射炉の遺跡。ペリー来航などで危機感をもち、海防強化に取り組んだ際、鉄製大砲の鋳造を目指して試作炉をつくりました。反射炉建設の試行錯誤がわかる資産です。

2つの技術で洋式船を建造した、恵美須ヶ鼻造船所跡

1856年建設の造船所の遺跡。ロシアとオランダ、2つの技術で西洋式帆船を建造。同じ造船所で異なる技術を用いるのは他に例がなく、幕末に建設された造船所で唯一遺構が確認できることも評価されています。

江戸時代のたたら製鉄の跡、大板山たたら製鉄遺跡

砂鉄を木炭で燃焼し鉄を得る伝統的な製鉄法、たたら製鉄の遺跡。恵美須ヶ鼻造船所での西洋船建造時、船釘など船の部材を提供しました。日本の伝統技術で西洋技術を実現化しようとする試行錯誤が見られます。

城下町・萩で、自由に楽しい家族旅行をするために

山口県内の移動は、公共交通機関でのアクセスが難しいことが多く、自由に家族旅行を楽しみたい方には、レンタカーや観光タクシーをおすすめします。
知らない土地の運転は不安なもの。地元ドライバーに任せられる観光タクシーなら、効率よく移動でき、ドライバー役で疲れることもなく、家族みんなで楽しめます。

山口第一交通グループの観光タクシーは、地元の乗務員がお供します。ご希望のルートをめぐりながら、「名所を多く回りたい」、「風景が気に入ったので降車したい」など様々な要望に柔軟に対応します。車に荷物を置いて手ぶらで快適、自由な観光をお楽しみいただけます。

今回ご紹介した観光に関しては、下記のモデルコースで料金などをご参照ください。
世界文化遺産巡り(萩城跡→木戸孝允旧宅→高杉晋作誕生地→松下村塾→萩反射炉→恵美須ヶ鼻造船所跡)

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