ガイドブックにない萩観光。城下町・港町・宿場町を巡って、景観の違いを楽しもう(山口県萩市)
- 2026.05.07
- 自然・風景
- 歴史・文化

平安古鍵曲
山口県を代表する観光都市、萩市といえば城下町が有名。しかし実は、往時の面影残る港町や宿場町も魅力的なんです。
萩市には、歴史的景観の価値の高さで選ばれた4つの重伝建地区があり、それらを巡れば、城下町・港町・宿場町それぞれ違う町並みや雰囲気を楽しむことができます。今回は、各地区の特徴とおすすめスポットを紹介しますので、観光プランの参考にしてください。
観光タクシーを利用すれば、行きたい場所だけをスムーズに移動できるので、自由にプランが立てられ、好みに合う旅行ができます。この記事最後に、観光タクシーについて触れていますので、こちらもお読みくださいね。
萩市の4つの重伝建地区とは
伝建地区(伝統的建造物群保存地区)は、歴史的景観を守るために1975年(昭和50年)に文化財保護法改正で発足された制度です。市町村が指定し、特に価値が高いものは国が重伝建地区(重要伝統的建造物群保存地区)として選定します。
萩市は、城下町の堀内・平安古(ひやこ)、港町の浜崎、宿場町の佐々並市(ささなみいち)が、重伝建地区に選ばれています。町の機能が異なると、建物の特徴や道路、町の色合いなどが変わり、景観の違いを楽しめます。
萩らしい風景に出会える城下町エリア、堀内・平安古伝建地区
土塀から夏みかんがのぞく、萩らしい情景が見られる城下町エリアの堀内と平安古。5月上旬〜中旬には夏みかんの白い花が咲き、甘く爽やかな香りに包まれます。
藩の重臣たちが暮らした旧上級武家地、堀内伝建地区
旧萩城三の丸にあたり、藩の政治の中心地。諸役所や上級武士の住居が建ち並んでいました。現在も地割や土塀、十数棟の武家屋敷が残っており、厳かな雰囲気が感じられるエリアです。
高さ約7mの壮大な高麗門、北の総門

城下町から萩城三の丸に入るために設けられた3つの門のひとつで、2004年に復元されました。高さ約7m、柱間約6mの日本最大級の高麗門です。
◎公式・参考サイト https://www.hagishi.com/search/detail.php?d=100030
北の総門の見張り台も兼ねた、旧益田家物見矢倉

永代家老・益田家の屋敷跡に残る物見矢倉。武器の収納庫と、北の総門からの出入りを監視する見張り台として使われていました。
◎公式・参考サイト https://www.hagishi.com/search/detail.php?d=100018
江戸中期の代表的な様式を伝える、旧周布家長屋門

永代家老・益田家の一族、周布(すふ)家の長屋門は、桁行約25mと長大な平屋建本瓦葺きの建物。江戸中期の武家屋敷長屋の様式を伝えています。
◎公式・参考サイト https://www.hagishi.com/search/detail.php?d=100020
主屋と表門が残る貴重な武家屋敷、口羽家(くちばけ)住宅

1800年前後に建てられた主屋と表門で、萩城下の上級武士の屋敷として古く、当時の姿をよく残しています。全国的にも数少ない武家屋敷の一遺例として、国の重要文化財に指定されています。
◎公式・参考サイト https://www.hagishi.com/search/detail.php?d=100021
城下町特有の街路、堀内鍵曲(かいまがり)

行き止まりに見せて、敵を迷わせる効果をもたせた城下町特有の街路。萩城下町らしい風景として人気のスポットです。
◎公式・参考サイト https://www.hagishi.com/search/detail.php?d=100016
旧町人地とも比べてみよう

堀内地区は旧上級武家地で、隣接する城跡や旧町人地とともに世界遺産・萩城下町を構成しています。商人・職人が住んだ旧町人地には、菊屋家住宅、木戸孝允旧宅、高杉晋作誕生地などの名所が多くあります。少し歩けば、旧上級武家地との雰囲気の違いを体感できるでしょう。
もうひとつの城下町エリア、平安古伝建地区
旧萩城の外堀の南側に位置し、橋本川沿いにある平安古(ひやこ)。重臣の多くは堀内に住んでいましたが、開墾が進むとともに平安古にも武家屋敷が増えていきました。
城下町の風情あふれる道筋、平安古鍵曲(かいまがり)

敵の侵入を阻む、見通しのきかない城下町特有の街路。土塀から夏みかんがのぞく、萩城下町らしい風景が見られます。
◎公式・参考サイト https://www.hagishi.com/search/detail.php?d=100044
川沿いの武家屋敷の典型的な庭園、旧児玉家庭園(平安古かいまがり交流館)

萩藩の重臣、児玉家の屋敷地に建つ、平安古かいまがり交流館。川沿いの武家屋敷でよく見られた、川の水を引き入れた庭園が残っており、施設の休憩スペースから眺めることができます。
◎公式・参考サイト https://www.hagishi.com/search/detail.php?d=1100220
[こちらもおすすめ]夏みかんにゆかりのある旧田中別邸と、かんきつ公園

萩の武家屋敷には夏みかんが植えられていますが、これは明治期に困窮した士族を救うため、夏みかん栽培を奨励したからです。そのゆかりのある屋敷が旧田中別邸。隣にはかんきつ公園があり、柑橘類約10種類が栽培されています。5月上旬〜中旬、夏みかんの白い花が咲くと甘い香りが漂います。
◎公式・参考サイト https://www.hagishi.com/search/detail.php?d=100042
歴史と新しさが融合する港町エリア、浜崎伝建地区

萩城下の港町として栄えた浜崎。日本海側の交通・交易、水産業の拠点として賑わいました。江戸時代の地割が残り、江戸~昭和初期の建物が100棟以上現存しています。古い建物を活かしたカフェなどが加わり、町を活気づけています。
豪商の町家の造り、旧山村家住宅

2棟の主屋、2棟の土蔵、離屋からなる、江戸後期の大型の町家。上方の豪商に見られた町家の造りです。浜崎の情報発信拠点でもあり、旧家に伝わる品々や浜崎関連の資料が展示されています。
◎公式・参考サイト https://www.hagishi.com/search/detail.php?d=100091
江戸時代の船倉が見られる貴重な史跡、旧萩藩御船倉

1608年(慶長13年)に建てられた、藩主の御座船(ござぶね)や軍船を格納した旧萩藩御船倉(おふなぐら)。奥行き約27m、間口約8.8mもあり、屋根を葺いた船倉としては全国唯一の遺構で、国の指定史跡です。埋め立てにより、現在は川から離れた場所にあります。
◎公式・参考サイト https://www.hagishi.com/search/detail.php?d=100038
[こちらもおすすめ]レトロな雰囲気も楽しめる、中村船具店 むらやカフェ

江戸時代の商家を改装したカフェ。明治創業の中村船具店が営んでおり、ドリンクのほか地元の食材を使ったメニューをレトロな雰囲気の中で味わえます。
◎公式・参考サイト https://hagi-gochi.jp/eat/muraya-cafe
静かな山間にある、歴史街道・萩往還の宿場町エリア、佐々並市伝建地区

萩城下から瀬戸内海側を結ぶ、全長約53㎞の萩往還。この中間にある佐々並市(ささなみいち)は、参勤交代などで藩主が休息する御茶屋を中心に宿場町として栄えました。江戸時代の地割が残り、茅葺(かやぶき)や赤褐色の桟瓦葺の主屋を特徴とする風景が往時の様子を伝えています。
萩往還や町並みを見渡せる、旧小林家住宅(萩往還おもてなし茶屋)

江戸時代に荷物や人を運ぶ人馬を取り次いだ目代所(もくだいしょ)跡に建つ旧小林家住宅。かつては旅館を営んでおり、2階の表座敷や奥座敷からは萩往還や町並みを眺められます。
◎公式・参考サイト https://www.hagishi.com/search/detail.php?d=100096
[こちらもおすすめ]萩往還の見どころ、一升谷の石畳

一升谷は約2km、標高差約300mの坂道。約40mにわたって石畳が残っている場所は、歴史街道の風情を感じるスポットです。
◎公式・参考サイト https://www.hagishi.com/search/detail.php?d=100118
自由なプランの旅行なら、観光タクシーがぴったり
萩市の城下町・港町・宿場町を紹介しましたが、いかがでしたか。1日のプランなら、景観の違いを楽しむことをメインにして、興味のあるスポットだけを厳選して訪ねるといいでしょう。2日あれば、1日目は城下町を巡り、2日目に港町・宿場町を満喫するなど様々なプランが考えられます。
いずれにしても自由なプランの旅行なら、観光タクシーがおすすめです。山口第一交通グループの観光タクシーなら予約時に、行きたい場所、楽しみたいこと、所要時間などを伝えると、最適なルートを提案いたします。
当日は地元の乗務員がお供し、ご希望のルートを巡りながら、「もう少し長居したい」「きれいな風景だから降車したい」など様々な要望に柔軟に対応します。車に荷物を置いて手ぶらで快適、自由な観光をお楽しみいただけます。
観光タクシーに関するご相談や「こんなことできるの?」というご質問など、山口第一交通グループに気軽にお問い合わせください。
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