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山口県観光情報

YAMAGUCHI PREFECTURE TOURIST INFORMATION

【初めての山口県観光】押さえておきたい歴史文化エリア、「西の京 山口」と「城下町 萩」を紹介

初めて山口県を観光される方のために、前回「一度は訪れたい絶景エリア」を取り上げました。今回は山口県観光で押さえておきたい歴史文化エリアを紹介します。
山口県の歴史文化エリアといえば、萩市が有名ですが、最近はニューヨーク・タイムズ紙の「2024年に行くべき52カ所」で3番目に紹介された山口市も注目されています。

萩市と山口市、その歴史を知らないと、名所旧跡を訪れてもぴんとこないかもしれません。しかし歴史的背景を少し知るだけで、何百年前の時代が身近に感じられます。萩市と山口市の旅の楽しさが深まるように、歴史の基礎知識を交えながら、おすすめスポットを紹介します。

室町時代、大内文化の栄華が残る、西の京 山口

山口市が「西の京」と呼ばれるのは室町時代、西国一の守護大名、大内氏の24代当主、弘世(ひろよ)が京都に憧れ、京都を手本にした町づくりを行ったためです。京都盆地に地形の似ている山口市。一の坂川を京都の鴨川に見立てて町割りをしました。

朝鮮や明国(中国)との交易を背景に、京都や大陸の要素が融合した大内文化が開花。31代当主、義隆まで約200年間、山口市は全国有数の都市として繁栄しました。
大内文化ゆかりの社寺の多くは歴史的な価値を認められ、国宝や重要文化財に指定されています。

大内文化ゆかりの神社仏閣や名所

日本三名塔のひとつ、瑠璃光寺五重塔(国宝)

大内氏の25代当主・義弘の菩提を弔うため、1442年に建立。檜皮葺屋根造りの美しい塔は、奈良の法隆寺と京都の醍醐寺と並ぶ日本三名塔のひとつと数えられています。
※現在、約70年ぶりの檜皮葺屋根の全面葺き替え工事中です。(2026年3月まで予定)

国宝瑠璃光寺五重塔のある香山公園は、西郷隆盛や木戸孝允らが会見した建物を再現した枕流亭(ちんりゅうてい)、幕末藩主の毛利家墓所などの史跡が点在。緑豊かな公園で、史跡をめぐりながら散策を楽しめます。

大内氏館跡に再建された龍福寺

大内満盛が1206年に創建。その後焼失し、大内氏館跡に再建して大内氏最後の当主、義隆の菩提寺に。1881年にも焼失。再建に際し、本堂を元大内氏の氏寺であった興隆寺の釈迦堂を移築。本堂は室町時代を代表する寺院建築として国の重要文化財に指定されています。

大内弘世が京都から勧請した神社

八坂神社

古熊神社は京都の北野天満宮から、八坂神社は京都の八坂社から、いずれも大内弘世が勧請したと伝えられています。八坂神社では毎年7月20日~27日、約600年続く山口祇園祭が行われます。

山水画を思い起こさせる、常栄寺 雪舟庭

大内政弘が水墨画で有名な画僧 雪舟に築庭させたと伝わる庭園。東・西・北の三方が山林で、北に滝、中央に池を設け、周囲に庭石を配置。禅の趣ある日本庭園の代表作として国の史跡、名勝に指定されています。

斬新なデザインのサビエル記念聖堂

ザビエル来訪400年を記念して建築された記念聖堂。1991年に焼失しますが、募金活動などで1998年に再建しました。大内義隆が宣教師フランシスコ・ザビエルの布教を許可したことから始まった縁が今も続いています。

山口観光なら、幕末の志士や文化人に愛された湯田温泉へ

開湯800余年の歴史のある温泉地。幕末の志士や文化人が訪れたことでも知られています。肌になじみやすい、やわらかなアルカリ性単純温泉です。湯田温泉街には6カ所の足湯があり、無料で利用できます。

江戸・幕末・明治維新を体感する旅、城下町・萩

全国的にも名高い観光地、城下町・萩。その人気の理由は大きく2つあります。ひとつは、江戸時代の町割りや建造物が数多く残っていること。そして、幕末・明治維新の志士ゆかりの地で激動の時代を感じることができること。この2つを意識してプランを立てれば、見どころ豊富な萩を上手にめぐることができるでしょう。

江戸時代の町並みが残る萩城下町

世界遺産の萩城下町は、城跡・旧上級武家地・旧町人地の3地区からなっており、碁盤目状に区画された町筋、白壁と土塀が続く通りなど、昔の面影を色濃く残しています。数ある名所から必見スポットを紹介します。

萩藩の政治の中心だった萩城跡(指月公園)

関ヶ原の戦いの後、1604年に毛利輝元が萩城を指月山麓に築きました。別名は「指月城(しづきじょう)」。石垣や堀などが残る一帯は国の史跡に指定されています。現在は指月公園として整備され、春は桜の名所となっています。

城下町特有の曲がり角、堀内鍵曲(ほりうちかいまがり)

旧上級武家地の堀内地区にある、敵の侵入を阻むための城下町特有の曲がり角。左右の高い土塀で囲み、道が直角に折れ曲がる造りになっています。

白壁の美しい通り、菊屋横町

江戸初期の建築、豪商 菊屋家の屋敷の土塀が続く道。白壁と斜め格子のなまこ壁が印象的で「日本の道100選」に選ばれています。中・下級の武家屋敷や町屋が並んでいた旧町人地にあります。

幕末の志士を訪ねる旅に外せない、松下村塾

松下村塾を主宰した吉田松陰は、この私塾で高杉晋作や久坂玄瑞、伊藤博文など、幕末から明治への時代の変革に関わった多くの志士を育てました。松下村塾は、吉田松陰を祀る松陰神社の境内にあり、ほかにも旧宅など松陰にまつわる史跡や資料館などがあります。

江戸・京都への重要な交通路、萩往還

江戸時代の参勤交代の御成道(おなりみち)として整備された、萩市、山口市、瀬戸内海側の防府市を結ぶ、全長約53㎞の街道です。幕末には志士たちが京都や江戸に向けて往来しました。名所旧跡がいたるところにあり、歴史に思いを馳せながら散策を楽しめます。

萩観光なら、個性豊かな宿から選べる萩温泉郷へ

夕陽の美しい菊ヶ浜を眺めながら温泉を楽しめる宿もあります。

市内各所で異なる泉質の温泉が湧くため、宿によって様々な泉質が楽しめます。日本海をのぞむ宿、萩城下町にある宿、アットホームに迎えてくれる宿など、個性豊かな宿から、好みや旅のプランに合わせて宿泊先が選べます。

山口県の歴史文化エリアをスムーズに観光するには

山口県内の移動は、公共交通機関でのアクセスが難しいことが多く、自由に観光を楽しみたい方には、レンタカーや観光タクシーをおすすめします。
知らない土地の運転は不安なもの。地元ドライバーに任せられる観光タクシーなら、効率よく移動でき、充実した旅ができるでしょう。

山口第一の観光タクシーは、地元の乗務員がお供します。ご希望のルートをめぐりながら、「名所を多く回りたい」、「風景が気に入ったので降車したい」など様々な要望に柔軟に対応します。車に荷物を置いて手ぶらで快適、自由な観光をお楽しみいただけます。

今回ご紹介した名所の観光に関しては、下記の観光モデルコースで料金などをご参照ください。

  • 世界文化遺産巡り(萩城跡→木戸孝允旧宅→高杉晋作誕生地→松下村塾→萩反射炉→恵美須ヶ鼻造船所跡)
  • 歴史探訪コース(山口市内→道の駅「萩往還」→萩往還→長門湯本温泉)
  • 山口1日くつろぎコース(防府天満宮→瑠璃光寺五重塔→香山公園→ランチ→狐の足あと→湯田温泉)

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